本記事は2020年12月27日〜2021年1月11日までのデータを参考に作成しております。
概要
私は中国株投資で百度(BIDU)に投資しております。
当記事では、百度の企業分析結果を記載致します。
尚、私が実施している企業分析の手順は以下の記事に記載しております。
企業概要
概要
- 企業名:百度(BIDU)
- 公式サイト:https://ir.baidu.com/
事業内容
- 事業内容:事業は主に以下の3事業。
- 検索エンジン
- 決済サービス
- 動画配信プラットフォーム
百度は、中国のGoogleと考えるとイメージし易いと思います。
配当情報
- 配当情報:配当は無し
時価総額
- 時価総額:約650億$
現在値は割高?割安?
株価チャート
以下、参照。
PBR
(予):2.33
PER
(予):20.00
財務状況
PL、BS、CFの確認結果を以下に記載します。
PL
売上高は順調に伸びていますが、営業利益、当期純利益は2019年に大きく下落する結果でした。下落理由は、コロナウイルスの影響で主要事業の広告収入が低下した為です。
参考:百度19年純利益93%減、広告鈍化で 1~3月は減収見通し|日本経済新聞
BS
2019年の業績はよくありませんでしたが、純資産、純負債共に前年度を維持している為、問題は無いと考えております。
CF
- 営業CFは、数値が伸びている為、問題なし
- 投資CFは、2017年に大きく投資しており、理由は、自動運転車向けのソフトウェアプラットフォームを提供する「アポロ計画」が始動した為?
- 財務CFは、2019年にマイナスに転じており、問題なし
上記の結果から、本業である検索エンジンでの広告収入で利益を出し、新しく自動運転車開発に向けての取り組みを始め、更なる成長を目指している状態と考えております。
参考情報:日進月歩、中国・自動運転 バイドゥ提唱の「アポロ計画」に注目|SankeiBiz
競合企業との比較
中国国内で考えると、BAT(バイドゥ、アリババ、テンセント)と呼ばれる中国最大のIT企業が競合対象になると思います。
そして、百度(バイドゥ)が展開しているサービスの現状を見ると、
- 検索エンジンでは、中国シェア率1位
- 決済サービスでは、アリババ、テンセントに比べ劣っている
- 動画配信プラットフォームでは、テンセントに比べ劣っている
参考情報:【2021年版】中国検索サイトランキング!百度・360・搜狗・神马などを解説|CROSS BORDER NEXT
参考情報:中国モバイル決済サービスとキャッシュレス事情まとめ【2020年最新版】|CAPSULE
参考情報:動画配信サービス市場を徹底解説、勝者はアマゾン?Netflix?ディズニー?|ビジネス+IT
上記の状況です。
今後、更に成長していく為には、AI事業で特にスマートスピーカー、自動運転が対象になります。
スマートスピーカーは、現状アリババに勝り中国シェア率トップ、自動運転でもバイドゥが先行している印象です。
参考情報:【Strategy Analytics調査】全世界スマートスピーカー出荷台数、2019年第4四半期で5,570万台へ|ロボスタ
参考情報:自動運転の安全性評価はバイドゥが最上位、米加州2019年度自動運転報告書を発表|36Kr Japan
自分の将来予測
ROA
(予):6.23
ROE
(予):11.98
EPS
2015年の最高数値を更新出来ていない状況です。既存サービスのままでは株価上昇は厳しいので、自動運転などAI事業がどこまで伸びて来るのかが重要です。
自分の将来予測
百度が注力している自動運転プラットフォームが順調にシェア率を伸ばせていけるのかが重要であり、現在の所、順調に進んでいる様に見受けられます。
しかし、中国国内のシェア率を獲得しても、世界的にシェア率を伸ばしていく事が出来るのかという点は疑問視しております。
企業の将来予測
インターネット事業では無く、今後はAI事業に注力する方針の様です。
周囲の詳細予測
2021年は業績が回復する見込みです。
自分と周囲の予測結果比較
大きな違いはありません。今後の動向に期待です。
投資判断
購入する。
余談
当記事は、改めてアップデートします。