本記事は2021年1月3日〜2021年1月13日までのデータを参考にしております。
概要
私は中国株で上海蔚来汽車(NIO)に投資しております。
当記事では、上海蔚来汽車の企業分析結果を記載致します。
尚、私が実施している企業分析の手順は以下の記事に記載しております。
企業概要
概要
- 企業名:上海蔚来汽車(NIO)
- 公式サイト:https://www.nio.com/
事業内容
- 事業は主に以下。
- EV(電気自動車)車の開発、販売
配当情報
- 配当情報:配当は無し
時価総額
- 時価総額:約360億$
中国、そして世界トップレベルのEV車開発企業です。
現在値は割高?割安?
株価チャート
以下、参照。
PBR
(予):78.73
PER
(予):-
財務状況
PL、BS、CFの確認結果を以下に記載します(NIOがニューヨーク証券取引所に上場したのは、2018年9月である為、実績は少ないですが、一応記載致します)。
※NIOの経営状況は未だ赤字化状態ですので、あくまで参考程度になります。
PL
営業利益、当期純利益のマイナスが拡大しています。
BS
負債の割合が上昇しています。
CF
赤字企業である為、数字だけ見ると、厳しい経営状態です。
競合企業との比較
中国、そして世界トップレベルのEV車開発企業であるNIOですが、まず国内で上位の位置を維持し続けていけるのかが気になります。
中国で競合企業といえば、
- 比亜迪(BYD):中国大手自動車メーカー。EV車売上数1位。
- 小鵬汽車(XPEV):NIOと販売台数僅差
- 理想汽車(LI):NIOと販売台数僅差
- 広州汽車(GAC):NIOと競合?
でしょうか(テスラは販売台数、売り上げなどで圧倒している為、今回は除外しております)。
調査は続けますが、一旦保留とさせていただきます。
自分の将来予測
ROA
(予):-18.76
ROE
(予):-6.09
EPS
赤字経営ですので、マイナスですが一応。
自分の将来予測
NIOは、自動車メーカーですので、最重要な事は、どれだけ販売台数を増加させる事が出来るのかだと思います。
以下、NIO公式サイトで、2021年1月に7,225台納車したと発表がありました(前年比+352.1%)。
累計出荷台数は、82,866台になります。
参考:NIO Inc. Provides January 2021 Delivery Update|NIO
上記の数字を見る限り、NIOは順調にユーザーに受け入れられている印象を感じます。
2020年の納車台数推移は以下になります。
順調に右肩上がりで増加しています。
NIOのターゲット層は、テスラと同様に富裕層である為、上記で記載した競合企業と一括りにしていいのかは懸念点がありますが、今後更に販売台数を増加させる為には、競合企業には無いNIO唯一の魅力が受け入れられる必要がある事と、海外展開になるのかと思います。
NIO唯一の魅力、海外展開に関しては、調査完了次第、追記する様に致します。
企業の将来予測
海外展開を考えています。
参考情報:好調維持の中国EVメーカー「NIO」、CEOが語る「モバイルネット時代における自動車産業の変革」|36Kr Japan
周囲の将来予測
過熱感は減少気味です。
自分と周囲の将来予測
私が個別株に投資している中(TDOC、BIDU、NIO)で、一番懸念点があるのがNIOです。
調査不足である事は間違いないですが、主な理由として、
- 赤字企業である事
- 中国のEV業界は激戦の最中である為、どの企業が生き残るのか不明
である事でしょうか。
現状はNIOのデザイン、経営方針、テスラと比べ株価上昇見込みがあるなどの理由で投資を継続しておりますが、安心して投資出来る様に引き続き調査を継続します。
投資判断
購入するが、懸念点あり。